2015/10/25

筑波実験植物園「生き物のきずな展」

 この展示は、国立科学博物館の総合研究「生物相互関係が作る生物多様性の解明」のまとめとして行われたものです。
 各研究者が行った研究について、研究者自身が説明するギャラリートークが行われました。最終日の今日は、観察会でも教えていただいたことがある保坂健太郎さんの「きのこの隠れた多様性」のトークを聞きに行きました。



【講師の話】



  • キノコは、どの季節でも生きている。本体の菌糸の形で。


  • 菌糸は非常に細い。キノコと一般に言われているのは、子実体といい、植物に例えると、花とか実にあたる。


  • 子実体だけでは、確認できる種も限られることから、ブナやミズナラ林などにおいて、根の周辺の土壌からDNA解析をおこなったが、子実体が確認できた種よりはるかに多くの種を確認することができた。(主に、菌根菌)10年ほどのキノコ狩りの種を1回のDNA調査により確認した種がはるかに多かった。


  • 採取した量は、50ccを20箇所


  • 腐生菌も胞子は周辺に散らばるために、腐生菌の菌糸もあった。


  • 一方、子実体により確認されているキノコが確認されない場合もあった。


 トーク終了後、フィールドで1箇所だけ、キノコの観察。



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 帰りに売店で、「きのこの世界はなぞだらけ」という冊子を購入して、帰ってきましたが、売り切れ状態で、見本を購入しました。



 研究者から直に話が聞ける貴重な機会でした。博物館もやるものですね。



【メモ】
※カニノツメ(アカカゴタケ科)は、菌根菌ではなく、腐生菌で、落ち葉などを分解している種でした。
※キノコは栄養の摂取方法の違いによって、「腐生菌」と「共生菌」にわけられ、さらに、「共生菌」については、「寄生菌」と「菌根菌」などに分けられる。



【参考】 
㈱キノックス キノコの生活型による分類

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame02-2.html
杉並の自然学 キノコ
http://sas2005.eco.coocan.jp/16_mush/mush.html







2015/10/24

牛久沼

 牛久沼でちょと散歩



 カモたちも増えていました。沼の中央あたりには、ホシハジロ、キンクロハジロの群れが入っていました(遠くて、よく分からない)。カンムリカイツブリにも会いました。



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冬鳥ももう少しですね。



 



 



観察した鳥たち】 23種+(番外2種)
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、(コブハクチョウ、ドバト)






2015/10/23

庭の花

 庭の花はだいぶ少なくなってきました。セキヤノアキチョウジ、ツワブキ、ホトトギス(園芸種)。セキヤノアキチョウジは今年も頑張って、花をつけました。



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2015/10/22

小文間探鳥会

 日曜日に続いて、小文間の平日探鳥会に参加



 少し風があったせいか、鳥たちはあまり出ません。数日しかたっていないのですが、日曜より、カワラヒワが増えたようです。キセキレイにも会えましたが、キビタキは見つかりませんでした。



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 虫たちも、今一つ。ここは、河川敷が広がるので、毎回、陸上自衛隊のヘリが訓練でしょうか、よく見られます。今日は、チヌークでした。



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観察した鳥たち 観察会前のノスリをいれて24種
 カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ



 マヒワは20~30頭の群れで、今シーズン初見



2015/10/18

里山で

 ちょっと、天気が心配でしたが、途中少しパラッときただけで天気は持ってくれました。 



 蓮田では、アオサギやタカブシギ、クサシギを見ることができました。 



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 昨日、雨だったので、途中の石塀には、カタツムリ(ヒダリマキマイマイ、ヒタチマイマイ)、ナメクジ、ヤマナメクジなどが出ていましたが、これを狙ったのか、コウガイビルの類(クロイロコウガイビルのようです)をたくさん見ました。 



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 カモたちも、渡りの途中でしょうか色々見ることができました。マガモ、カルガモ、ヒドリガモのほか、オシドリの群れ、キンクロハジロはヒドリガモと一緒に来たのか1頭だけでした。 



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 1月ほど前に、虫えいの中をのぞいたヤマウコギでは、ウコギトガリキジラミが羽化していました。 



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 筑波山でみた毛深いメナモミではなく、毛がないコメナモミも確認できました。区別は「毛のないコ」で覚えられるでしょうか? 



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【観察した鳥たち】



オシドリ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、キジバト、アオサギ、タカブシギ、クサシギ、カワウ、ツミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ





2015/10/15

牛久市観光アヤメ園

 今日は、河童の碑のある牛久沼のアヤメ園。整備が進んで、池や小川は魅力的です。



 池には、クロメダカ、スジエビ、ゲンゴロウの仲間、ヒメタニシなど。よく探せば、ヤゴたちも見つかるのでしょうね。



 そばの小川では、泥鰌。結構大きい。



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 赤とんぼの類も、色々。ヒメアカネ、コノシメトンボを探して、一生懸命見たのですが、捕虫網を持っていなかったので、苦戦です。それでも、アキアカネ、ナツアカネ、マイコアカネ、ノシメトンボは確認。家で写真を見ると、コノシメトンボもいたようです。



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 センダングサの類も色々見つかりました。外来種のアメリカセンダングサのほかに、コシロノセンダングサ、そして、結構レアなセンダングサも見ることができました。



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 クサギも花と実をみることができました。



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【観察した生き物】



鳥たち14種
キジ、カルガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、チュウサギ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、コブハクチョウ
チョウ 8種
キタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、キタテハ
その他の虫 6種
アオマツムシ、エンマコオロギ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、オンブバッタ、フクラスズメ、ゲンゴロウ類sp.
トンボ 6種
オオアオイトトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、アキアカネ、マイコアカネ、シオカラトンボ
花や実 31種
イヌタデ、ミゾソバ、シロザ、ナズナ、タネツケバナ、カタバミ、エノキグサ、ヒレタゴボウ、ユウゲショウ、ベニバナマメアサガオ、ハナイバナ、クサギ、ホトケノザ、イヌホオズキsp.、トキワハゼ、キツネノマゴ、センダングサ、アメリカセンダングサ、タカサブロウsp.、ダンドボロギク、アキノノゲシ、セイヨウタンポポ、コシロノセンダングサ、ツユクサ、アキメヒシバ、イヌビエ、ケチヂミザサ、ヌカキビ、チカラシバ、ヒメクグ、テンツキ
水生生物
ドジョウ、クロメダカ、ニオンアマガエル、アメリカザリガニ、スジエビ、アカミミガメ、ヒメタニシ





2015/10/14

高崎自然の森

 歩け歩けで、高崎自然の森。ヒタキの類がきていないか探して見ました。運よく、キビタキの♂♀に出会いました。♀はほかの鳥と区別が難しいですね。コサメビタキかとも思いました。



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 このほか、木の実が目立ちました。ゴンズイ、ヤマウルシ、コブシの実をハシブトガラスがつついていました。



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【観察した生き物たち】



【チョウ目】 13種
ジャコウアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、キタテハ、ルリタテハ、ヒメアカタテハ、ヒカゲチョウ
【トンボ目】 4種
オオアオイトトンボ、ナツアカネ、アキアカネ、シオカラトンボ
【バッタ目】【カメムシ目】 8種
ツヅレサセコオロギ、ショウリョウバッタ、ヒナバッタ、トノサマバッタ、オンブバッタ、トゲヒシバッタ、アブラゼミ、ツクツクボウシ
【鳥】
キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ
【花と実】 27種
ミズヒキ、イヌタデ、アカザ、ヒナタイノコズチ、ホナガアオゲイトウ、コブシ、カタバミ、エノキグサ、ヤマウルシ、ゴンズイ、キツネノマゴ、ハエドクソウ、ノコンギク、コセンダングサ、ヤブタバコ、トネアザミ、タカサブロウ、ヒヨドリバナ、ヒメジョオン、セイタカアワダチソウ、ツユクサ、カズノコグサ、メヒシバ、オヒシバ、ススキ、チヂミザサ、カヤツリグサ





2015/10/13

筑波山(鳥など)

 筑波山は、良い天気でしたが、まだ色づいていません。





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 鳥たちは、あまり出ません。特定外来生物であるソウシチョウばかりが目立ちます。マユミの実を啄ばみに、群れで来ていました。



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観察した鳥たち 6種+(番外1種)
トビ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、(ソウシチョウ)


 青い空には、グライダーも優雅に舞っていました。



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山の植物(筑波山)

 久しぶりに、つくば環境フォーラムの観察会に参加。筑波山(男体山)の観察路を迂回路を通って、一周しました。崩落個所にはまだ手がつかないようです。 



 秋の植物を中心に見て歩きました。花と実で31種を確認しましたが、目玉はサラシナショウマ(晒菜升麻)、ツクバトリカブト(筑波鳥兜)、ダイモンジソウ(大文字草) 



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 このほか、ハグマの類やカニコウモリの類などキク科の植物が目立ちましたが、その中でもフクオウソウ(福王草)は見たことがありませんでした。



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 さて、紅葉はまだでしたが、ブナやシラキなどでは紅葉が始まっていました。



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観察した植物たち
【花】 24種
ミズヒキ、イヌタデ、ツクバトリカブト、サラシナショウマ、キツネノボタン、ダイモンジソウ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、ゲンノショウコ、キヌタソウ、ナギナタコウジュ、
ノブキ、オクモミジハグマ、ヤマシロギク(シロヨメナ)、アメリカセンダングサ、カニコウモリ、モミジガサ、ガンクビソウ、トネアザミ、ユウガギク、カシワバハグマ、フクオウソウ、メナモミ、アキノキリンソウ(青字はキク科)



 



【実】 7種
ブナ、シラキ、ツルウメモドキ、ツリバナ、マユミ、アブラチャン、アカガシ





2015/10/06

毛虫を探してから、近所を一回り

 午前中は、9/29に見つけたオオミズアオの幼虫が心配で様子を観察。ついでに、色々な毛虫などを探して見ました。



 さて、オオミズアオは無事。よく探すと2匹でしたが、剪定して葉が少なくなった葉で足りるか心配です。多食性というので、いざとなったら、クヌギの葉でもやってみましょう。早く蛹になってくれないかな。ヒロヘリアオイラガも無事?しぶとく残っています。



 ウマノスズクサには、ジャコウアゲハの幼虫がいつの間にか大きくなっていました。フヨウでは、フトトガリコヤガ。桃では、ゴマフリドクガ。
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 クワでは、ツノロウムシ、クヌギでは、トビイロケアリがクヌギトゲマダラアブラムシから吸蜜していました。
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 午後からは、近所を散歩。観察会への参加などを含め、ほぼ毎日歩いていますが、どうも、体重は落ちませんね。



 タカ柱(3匹ほど)があったのですが、遠すぎて判別できませんでした。途中の溝では、泥鰌がこんにちわ。小さな花ですが、ヤハズソウの花を見つけました。また、クコが花をつけていました。
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コブハクチョウ、カルガモ、カイツブリ、カワウ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カケス、タカ類sp.



エンマコオロギ、オオスズメバチ、アオマツムシ、ツノロウムシ、ハラオカメコオロギ、コバネイナゴ、ツクツクボウシ、マルカメムシ



ナガサキアゲハ、モンシロチョウ、ヒカゲチョウ、キタキチョウ、アカボシゴマダラ、アゲハ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、オアスジアゲハ、ウラギンシジミ、ツマグロヒョウモン



オオアオイトトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ